ライオンと魔女

衣装いしょうダンスの奥おくはナルニアの世界

　第二次世界大戦中のイギリスに暮くらす４人兄弟が、疎開先そかいさきのお屋敷やしきを探検たんけんしているうちに、衣装いしょうダンスの奥おくの不思議な世界に引き込こまれていきます。

　ここは、ナルニア国。魔法まほうが使えて妖精ようせいや言葉を話す動物がいる、夢のような国。しかし、白い魔女まじょが支配しているため、一年中冬なのです。クリスマスはありません。

　４人兄弟とライオンのアスランが力を合わせて魔女まじょに立ち向かい、ナルニアを救おうとするのですが…。

　小学生のころにこの本に出会って、ワクワクしながら読んだ思い出があります。兄弟たちが、ビーバーさんのおうちでとれたての魚の料理やゆでたじゃがいもにバターをつけてごちそうになるシーンは、特に印象的で自分もビーバーさんのおうちに遊びに行きたいな、と思いながら読みました。

　クリスマスにおすすめの一冊いっさつです。

2021年12月10日（山下未来やましたみく）