♪ぞうれっしゃよ、はしれ! ♬
動物園は、こどもも大人も心がはずむ場所ですね!
この絵本は「イケメンゴリラ」として有名な“シャバーニ”がいる、名古屋市の東山動植物園で実際にあったお話です。
戦争がはげしくなると、爆弾が落ちた時に、おりを破った動物たちが人間をおそうと危険だ、という理由で、全国の動物園では動物たちが次々と殺されていきました。しかし、そのような中で東山動物園では、園長と飼育係の人たちが、せめて象だけはなんとしても守り抜きたいと、必死の努力を続けたのです。人の食料にも事欠く中、象のえさをかき集め、象は危険ではないので助けてほしいと訴え続けました。
はたして、象たちの運命は? そして「ぞうれっしゃ」とは一体何か? 象を乗せて運ぶ列車ではありませんよ。合唱曲にもなったこのお話、ぜひ読んでみてください。
2020年8月28日(大木由香)