11月26日(土)に、読書ボランティア養成講座【入門講座】に黒潮町に出かけてきました。土佐くろしお鉄道に乗って土佐入野駅まで。
黒潮町立大方図書館と上林暁文学館の複合施設である大方あかつき館の会議室で行いました。併設しているギャラリーでは四万十の写真展が開催されてギャラリートークも行われており、開館前ですが写真展を見にきた人たちで賑わっていました。また、図書館開館時には、小学生が集団で来ている様子が印象的でした。
講師はストーリーテラーの森尾靖子さんと理事の刈谷2名。参加者は11名で、なんと車で2時間半かかる安芸市から来てくださった方も!大変ありがたいことです。
前半はストーリーテリングについての講座。ストーリーテリングを初めて聞く方も多く、20年以上語り続けていらっしゃる森尾さんのおはなしにどっぷりと浸ることのできた幸せな時間でした。心の中にシアターを作って、おはなしを聞いた後には、言葉にできない温かい余韻が残ります。
後半は、読み聞かせはなぜ大切か、どんな本を読めばいいか、読み方について、などの解説を行い、何冊か内容紹介や読み聞かせを行い、実際にペアで読み合っていただく時間を設けました。たまたまご兄妹で参加された方もいて、大人になった兄妹同士でペアで読み合うという貴重な場面に居合わせることができて大変光栄でした!!実践を交えることで場が和み、質問もたくさん出ました。読んでいる皆さんの楽しそうな表情をご覧ください。
講座が終わった後には、現役保育士さんよりブッカーのかけ方についてのご質問もいただき、子どもたちに本を手渡す人たちの熱心さと心遣いに感動しました。
ご参加くださった皆さん、本の準備や会場を貸してくださった大方図書館の職員の皆さん、ありがとうございました。
会議室正面の窓から見える紅葉が、スクリーンを切り取ったような眺めでなんともきれいでした。
12月10日には写真家の大竹英洋さんを講師にお迎えし、「ノースウッズ 生命を与える大地」全体講演会を行います。ご著書の『そして、ぼくは旅に出た はじまりの森ノースウッズ』(文藝春秋)は、北米をカヌーで旅している気分になる素晴らしい本です。
参加は、電話申込、サイトお問い合わせからも可能です。