ブックスタート事業@宿毛市文教センター

写真:ブックスタートに来てくれた双子のお子さんとお母さんです。

3月10日、高知県教育委員会の「本との出会い事業」で宿毛市文教センターへ出張講師活動に出かけてきました。

1992年にイギリスで始まった、ブックスタートという活動があります。健診時に、全ての赤ちゃんに絵本と読み聞かせの体験をプレゼントするものです。

宿毛市の検診でもブックスタート事業を実施するということで、高知こどもの図書館も連携機関の一つとして関わらせていただくことになりました。

宿毛市文教センターは、宿毛市立坂本図書館、多目的ホールや会議室からなる複合施設で、一昨年の読書ボランティア養成講座でも会場をお借りしました。

四国最南端・高知県最西端の宿毛駅から読書ボランティア講座へ

今回の会場は、コンサートやイベントなども行われる多目的ホール。

多目的ホールに集まった赤ちゃんと保護者は、順番に身長や体重を測ったり、問診を受けたりします。

その合間に、坂本図書館の職員さんがお一人お一人にお声かけくださって、絵本が並ぶステージに来てもらい、絵本を読んだりふれあい遊びを楽しんだりしながら絵本を手渡します。

私たちブックスタート用のスペースはなんとホールのステージ!

写真:スタッフ大木と理事刈谷が『じゃあじゃあびりびり』を持っています。

今回は、7ヶ月検診の赤ちゃんと保護者の方に本を手渡します。

今回プレゼントする絵本は、『じゃあじゃあびりびり』(まついのりこ作・絵 偕成社)。

私も自分のこどもによく読んでいました。(懐かしい!)

色味がはっきりしていて、言葉の響きを楽しめる絵本で、ボードブック(厚い板紙に印刷された本)なのでとっても丈夫! 

このほかに、坂本図書館さんでブックスタート用に準備された絵本や、こどもの図書館からは他の自治体でプレゼントされている絵本などもマットの上に準備して、赤ちゃんと保護者の方にお一人ずつ絵本を手渡しました。

7ヶ月の赤ちゃんは、並べられた絵本に興味津々で、触ってみたくて食べてみたくてしょうがないという様子でした。

実際に、手に取った瞬間お口に入れてガシガシ食べている子も。

文字通り、食べ物だけでなく、言葉や絵や、身の回りのたくさんの新しいできごとを味わっているお年頃ですね。

「普段からきょうだいと絵本を毎日楽しんでいます!」というお母さんや、「こんなに興味を示すなんて! これから楽しみます」というお母さんもいらっしゃって、貴重な時間を一緒に過ごさせてもらいました。

写真:宿毛市坂本図書館の新着図書コーナーです。
写真:宿毛市坂本図書館の児童書コーナーです。
写真:宿毛市坂本図書館の絵本コーナーです。