本との出会い事業@大月町地域包括支援センター

写真:赤ちゃんが寝転んで保護者とふれあい遊びをしています。

今年で3年目となる高知県教育委員会の「本との出会い事業」で、大月町へ出張講師活動に出かけてきました。

1992年にイギリスで始まった、ブックスタートという活動があります。健診時に、全ての赤ちゃんに絵本と読み聞かせの体験をプレゼントするものです。

自治体の行う健診時に本を手渡すことで、全ての乳幼児が漏れなく対象となること、また、読み聞かせという体験も含めてプレゼントすることで、子育てを保護者だけでなく、行政、市民が見守っているよというメッセージになり、この活動は全国で行われています。

今回は、副館長の大木と理事の刈谷が伺いました。

月に1回開放されているあそびひろばに、10名以上の0歳児さんたち、未就園児のお子さんが集まってくれました!(感涙)

赤ちゃん絵本の読み聞かせやわらべ歌遊びなどを一緒に楽しみながら、絵本を介した保護者と赤ちゃんのふれあいを成長過程に合わせて楽しんでもらいたいことをお伝えしました。

写真:館長の大木が赤ちゃん絵本を読んでいます。

こどもの図書館から持参した絵本にお子さんが興味を示して「どこで買えますか?」と聞いてくださったり、わらべ歌を一緒に口ずさみながらふれあい遊びをしてくださったり、楽しんでいただけて嬉しかったです。

広場のあるお部屋には、大月町立図書館の移動図書コーナーや、おさがり譲り合い掲示板、季節のフォトスポット(今はひな祭り)が充実しており、子育て世帯のニーズに沿った取り組みがされています。

写真:大月町町内移動図書館コーナーです。
写真:おさがり掲示板です。
写真:ひなまつりの飾りが壁に貼られたフォトスポットです。

そしてなんといっても、支援スタッフの手厚さがすごい。

赤ちゃん一人ひとりに寄り添ってサポートしてくれるベテランスタッフの皆さんが勢揃いしています。

あそびひろばに参加したプレゼントとして年に2〜3回、ブックスタートのリストから選定された赤ちゃん絵本をもらえるそうです。

ブックスタートでは、数冊の中から選んでもらう、もしくは1冊決まった本をプレゼントする自治体が多い中で、大月町のラインナップは30数種類の中から選べます!

写真:30冊以上の本がテーブルに並んでいます。

兄弟児がいる場合、同じ本が2冊なんてことにもならず、本屋さんみたいに選べるのが嬉しい。

絵本選びのご提案もさせてもらいましたが、この日は『しろくまちゃんのホットケーキ』が人気でした。

写真:大月地域包括支援センターの入り口です。
写真:あそびひろばの看板です。