図書だよりカテゴリー 3・4年生から

やまの動物病院

まちの動物病院で・す・が?

山のふもとに、小さな動物病院があります。先生の名前は、まちのよしおといいます。「よしよし」が口ぐせです。まちの先生は、犬も、ねこも、インコも、ハムスターも、牛も、にわとりもみます。でも、小さな町なので、ひま。よく、いねむりをしています。今日も、子犬のジュリアちゃんに、よぼう注射ちゅうしゃをしたら、もう、本日の診察しんさつはおしまい。

ところで、まちの先生はねこのとらまるとくらしています。夜、先生がねむってしまうと、とらまるの時間です。やまの動物病院のはじまりです。うら口にあるねことびらからやまの動物たちがやってくるのです。キツネの親子にモグラ、カッコウ、リス…。いったいどこが悪いのかな?とらまるはどんな診察しんさつをするのかな?

つづきの2さつ目は、『とらまる、山へいく』で、往診おうしんに行くよ。

2024年8月30日(深瀬尚子ふかせひさこ

著者:なかがわちひろ 作・絵

出版社:徳間書店

ISBN: 9784198655037