やなせたかし　愛と勇気を子どもたちに

正義せいぎと多様性たようせいについて考えてみよう

ぼくは、正義せいぎや多様性たようせいについてを考える時に、アンパンマンを思いうかべます。

作者のやなせさんの94年の人生には幼おさない頃ころの親と別わかれ、戦争せんそう、戦後せんごのふっこう、大地震だいじしんといろんな事がありました。 一番つらかったのは空腹くうふくでした。

アンパンマンはお腹なかがすいている人に自分の顔をちぎって与あたえます。悪役のバイキンマンはたまには良よいこともするし手伝てつだいもします。アンパンマンもバイキンマンを敵てきだとは思っていません。いたずらをしたらこらしめるけど、「おたがいに必要ひつようとしている」仲間なかまです。

アンパンマンには作者のやなせさんも覚おぼえきれないくらいたくさんのキャラクターが出てきます。 ほとんどは食べもののキャラクターですが、そうでないキャラクターもいます。 立場がちがうキャラクターが仲良なかよくくらせる世界、そこに正義せいぎと多様性たようせいのヒントがあると思います

2023年9月1日（門田幹也かどたみきや）