詩っておもしろい
詩をよんだこと、ありますか?
子どもの「きみ」とおっさんの「ぼく」。
学校帰りにあけっぱなしの玄関から、どんどん「ぼく」のへやにあがってくる「きみ」。
詩集をよみながら、2人は詩について、ことばについて、話をします。
ことばとことばのあいだ
でたらめはむずかしい
こころのあと
ただのおと
くりかえすこと
おのまとべえ
うまくいえない
ほんとうのこと
詩をよんで「ぼく」と話をすると、詩が好きになって、よみたくなって、つくりたくなるかもしれません。
詩ってよくわからないと思ったり、ことばについてもやもやしたことがあったら、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
私はおとなになってからこの本と「ぼく」に出会いました。おとなになるまえに一度出会えていたら、もっとせかいがちがっていたような気がします。
2022年9月30日(とおちかあきこ)