たいくつなんて してられない
さくらの開花便りも届く季節になりましたね。なんだか良いことがありそうで、ちょっとうれしい気分になりませんか。
ハナの住む村は、さくらの木がいっぱいです。どの家でも、こどもが生まれたらさくらの木を植えることになっているからです。森や海にも近いので、ハナたちこどもは家の中でじっとなんかしてられない。毎日、学校から走って帰ってくると、なかよしとあちらこちらに出かけます。
すると、思いがけないできごとに気をもんだり、自然のふしぎにワクワクしたり。和やかなおしゃべりもはずみます。
ハナが案内する“さくら村”は、春はもちろん、夏も秋も冬もすてきなことでいっぱい。こどもたちの明るい声が聞がきこえてくるようです。
2022年3月25日(山中友子)