歌の素晴らしさ、戦争の愚かさ
戦争の悲しさや愚かさ、平和の大切さ、隊員の友情を深く考えさせられます。
さらにもう一つ、歌の力。歌には国境がないことに気づかされ感動します。
第2次世界大戦の、ビルマ(現ミャンマー)での日本軍の一隊の、敗戦から捕虜となり帰国の船上までを描いた物語です。
この隊は、時間さえあればいつも合唱をしていました。歌のおかげで苦しい時も元気がでるし退屈な時も紛れる、メンバーは仲が良く、規律も守られていました。
こんなエピソードがあります。
敵に包囲され絶体絶命の夜、気づいてないふりをするため「はにゅうの宿」を合唱していると、敵のイギリス兵達がこの歌の節を「ホーム・ホーム・スイート・スイート・ホーム」と歌い出しました。もともとイギリスの古い歌なのです。そして最後は敵味方なく大合唱になったのでした。
紙面の都合で、歌以外の大切なことが書けません。皆さん各自読んでみてください。
2021年7月9日(益井博史)