お笑いを一席!
三味線や太鼓の音にのせて、舞台の端からひとりの着物を着た人が登場。舞台のまん中にある座布団に座って、深々と頭をさげます。
さあ、落語のはじまりです。
落語ってなにかって?
話芸です。ひとりの人が、座ったままで物語を語ります。一度に何人登場しても、声やしぐさを変えてすべてひとりで演じるのが、落語のすごいところ。
この落語をする人(落語家さん)、春風亭一之輔さんおすすめの昔からある落語(古典落語)を集めた本です。
和尚さんと小僧の珍念さん、お父っつぁんと金坊…こどもの登場する話では、ダメな大人をぎゃふんと言わせるしっかりもののこどもたちが大活躍。
江戸時代の風景や登場人物の絵を見てイメージをふくらませて、気に入ったお話を演じてみると面白いかも。落語家さん直伝“落語のしぐさ”もお忘れなくね。
2019年9月21日(辻恵子)