キュリオシティぼくは、火星 にいる

知ってることもあるけれど、知らないことがいっぱいでとても気 になるおとなりさん

　これまで人間は長い間、星や宇宙うちゅうのことを考えてきた。いろんな発見があり、少しずつ宇宙うちゅうのこと がわかってきたけれど、わからないことがまだまだいっぱいある。 その中でも一番知りたいのは「地球以外にもいきものがいるのか？」ということだ。そこで科学者たちは、地球のとなりにある地球とよく似た惑星わくせい、火星を調べることにしたんだ。

　でも、でもね。となりといっても火星は６億おく㎞も離はなれていて、人 間には行くことができない。そこで、最新さいしんの技術ぎじゅつと装置そうちを組み込こんだロボットを作ることにした。完成かんせいしたのが彼かれ『キュリオシティ』だ。彼かれの使命しめいは、地球以外いがいの場所で誕生たんじょうした生命体を探さがすこと。火 星にはずっと昔、水があったことがわかっている。生き物がいたかもしれないということだ。

　遠い火星でただ一人（台？）働はたいているキュリオシティ。夜空に火星を見つけたら、呼よびかけ手をふりたくなる一冊さつです。 　　　　　　　　2019年５月4日（田島たしま真紀まき ）