いそがしくっても だいじょうぶ
えんどうまめばあさんとそらまめじいさんはなかよしふうふ。はたけでやさいをそだてたり、うさぎのせわをしたりしてくらしています。
とてもよくはたらくのですが、こまったことがあります。ひとつしごとをやりかけても、なにか気になることがあると、とたんにそっちをはじめだすこと。まめのしちゅうたてのとちゅうで、ざっそうぬきをはじめだす、そのざっそうをうさぎにやるのもわすれて、うさぎごやのしゅうりをはじめちゃう。
だから、くるくるとあさからあっちこっち大いそがし。たいへんだろうな。つかれるだろうな。
でも、とてもたのしそうなんです。うさぎにキャベツをかじられても、それでつくったスープを「はたらいたあとのスープはなんておいしいんだろう」とたべるしあわせそうなかお。さいごはうまくおさまって、まんぞくするふたりには、ああよかったねと、くすっとわらってしまいます。
あしたはふたりでどんなしごとをするのかな。
2022年7月29日(村井由岐子)