料理はめぐる
みなさんは、自分で料理を作ったことはありますか? 料理を教わったことはあるでしょうか?
このお話は、小学生6年生の天が、ある事情から先生でも家族でもない『がみババ』から料理を教わり、「台所の主」に成長していくお話です。最初は家族のごはん作りから、妹の誕生日ケーキ、そして運動会のお弁当も作ります。天の作った料理がみんなを笑顔にし、みんなの笑顔が天の心を満たしていきます。
最後には、好き嫌いの多い妹(光ひかり)と、ある理由で自宅の台所に入れなくなっていた弟、陽と3人力を合わせて料理コンクールに出場します。3人が作った『おてんとう焼き』とは一体どんな料理なのか、そして、天の師匠『がみババ』はどんな思いで天に料理を教えることにしたのか、このお話を読んだら、あなたも料理がしたくなるかも。
2022年7月22日(三谷剛平)