あみものだいすき!
ヤギのシラユキさんは、あみものが大すきです。ヤギのけいとをつかって、あみものをします。チキチキチッキチッキチキ、あみめがどんどんふえていって、小さなヤギができあがりました。ああ、うれしい!大まんぞくのシラユキさんに、ヒツジおばさん「あみものなら、あたしのほうがとくいだよ!」といじわるを言ってきました。ぷんぷんおこりながらも、シラユキさんはあみものをつづけます。そしてできあがったのは、こわーいオオカミでした。オオカミは、ヒツジおばさんをまるごとパクリと食べてしまいました。シラユキさんもあぶない!さあ、何をあんだらよいでしょう?オオカミよりも大きくてこわいものを、あまなくてはなりません。みぎにひとめ、ひだりにひとめ、ひとめあんだらまたひとめ、シラユキさんはむちゅうであみぼうを動かします。そして、できあがったのは、いったい何だったでしょうか。
2019年12月14日号( 梶原希美)