ピンチをチャンスにかえたトラ
「いいなぁ。おれもなかまに入りたいなあ。」1ぴきのやせたトラは王さまのおしろをのぞいておもいました。たのしそうでいごこちのよいへやには、たくさんのごちそうがあります。トラはなんとかしておしろに入ろうと、かんがえをめぐらせます。ある日、トラはにわにほしてある、1まいのトラのかわのじゅうたんを見つけ、ひらめきます。さて、いったいトラはなにを思いついたのでしょうか。トラの一生けんめいなこうどうは、どきどき、はらはらしますが、とてもけなげで、かわいらしくもおもえます。
えほんを読むチャンスはいくつになってもありますが、こどものときにしかわからないたのしさもあります。高校生のぼくが、小学生のときにこのえほんと出あっていたら、どんなことをかんじたでしょうか。小さなときから、いろいろなしゅるいのたくさんの本をよむことをおすすめします。このえほんは、きっときみのきたいをうらぎらないでしょう!
2020年10月9日(山本季桜)