7月11日(金)、安田幸子先生による「絵本の時間」は「トーベ・ヤンソンの世界」をお届けしました。

日本ではテレビアニメでよく知られている「ムーミン」。今日もたくさんのご参加があり、改めて人気の高さを実感しました。

1945年に『小さなトロールと大きな洪水』が発表されてから80周年を迎えた今年、新たに出版された新版や、イギリスのコミックから爆発的に人気を博したムーミンの画風の移り変わり、また、日本の浮世絵を愛し、研究していたトーベの雨や波の描写について、作品を紹介しながら解説してくださいました。

「ほかと違っていてあたりまえ。なにが正しい、なにがいい、悪いではない。いろんな見方があるということをムーミンの世界で描いている。自分の思った生き方を貫いてほしいという思いで作品をつくっている」というトーベの思いをお話しくださいました。

次回は9月12日(金)、「月を描いた物語や絵本」がテーマです。ご予約お待ちしております。