絵本の時間「フランスの物語や絵本Ⅱ」

写真:絵本『まりーちゃんのひつじ』とフランス語オリジナル版です。

2月14日(金)の『絵本の時間』のテーマは「フランスの物語や絵本Ⅱ」、去年6月に紹介しきれなかった作品解説の続編をお届けしました。

洗練された繊細なペン画のドレ、自然な色づかいで、実際にそこにいるかのようなこどもたちを描いたモンヴェル、個性的なイラストレーターたち、そしてそれまでのモダニズムと漫画、2つの主流を統合した新しい絵本『ぞうのババール』の登場。フランスの絵本や児童書の文化がどのように発展していったのか、主要な作家の活躍した時代背景や絵の変遷を、豊富な作品とともに辿っていきました。日本でもおなじみの『ぞうのババール』シリーズを改めて読み返したくなりました。

次回は4月11日(金)「蛇を描いた物語や絵本」がテーマです。

写真:安田幸子さんが話をしています。
写真:日本で出版されたフランスの絵本です。
当館所蔵のフランスの絵本と、資料の原書が面出し書架に並んでいます。