四万十町読み聞かせボランティア交流会@四万十町立図書館大正分館

写真:読み聞かせボランティアの集合写真です。

2月18日、四万十町読み聞かせボランティア交流会で出張講座を行いました。

司書資格を取得中の若い方から、20年以上読み聞かせをされている超ベテランの方まで、四万十町内の読み聞かせグループを含む13名の方がご参加くださいました。

ベテランの方が多いので、基礎的な技術より本の紹介をメインでとのご要望をいただいていたので、最近出版された、比較的新しい本の紹介をテーマごとに行いました。

副館長の大木は、絵本を届ける際の下読みの重要性をお伝えし、2023年に出版された絵本を中心に紹介しました。

『うみのたからもの』(講談社)という美しい貝殻の描かれた絵本をお見せしながら、「朝の読み聞かせは、朝起きたてに一杯の水をくっと飲んで体がスッキリするような、そんな絵本を選んでいます」と伝えていました。

理事の刈谷は、子どもを取り巻く読書・学習環境の変化、児童書の出版状況を共有した上で、科学絵本、翻訳絵本、世界の昔話というテーマで絵本を紹介しました。

日本では取り上げられていないトピックや、同じテーマでも違った視点から描かれているもの、お話の展開や色合いも、出版された国の文化や社会背景が色濃く反映されている翻訳絵本の魅力をお伝えしました。

後半は、手話通訳者の秋田智恵子さんの手話の基本学習。秋田さんのお話やツッコミが面白く、手を動かしながら笑いながら、和気あいあいと手話を学ぶことができました。「明日、図書館に行って仕事します」「絵本を読んで勉強します」といった文章を、習った手話を使って楽しく表現することができて、大変勉強になりました。

絵本の読み聞かせも手話も、「ことば」を使って相手に伝える共通点がありますね。

ご参加くださったボランティアの皆さん、四万十町立図書館の職員の皆さん、ありがとうございました。