朽木祥さん講演会 -負の記憶を物語る「失われた声」に耳をすませて-

写真:朽木祥さんが講演をしています。

高知こどもの図書館開館25周年 企画展「へいわってすてきだね 2024~子どもの本の作家たちと戦争~」関連企画 児童文学作家 朽木祥さん講演会 -負の記憶を物語る「失われた声」に耳をすませて- を11月16日(土)午後2時~高知県立公文書館3階会議室にて開催いたしました。

被ばく2世の朽木さんは「ヒロシマの作品は私一人の作品ではないから(自著を)宣伝させてくださいね。」と、物語の力で戦争や原爆の記憶を、静かにあきらめずに語り継ぐ思いを語ってくださいました。

写真:講演会に来た参加者です。
写真:講演会の資料です。

飼い猫のお話など、微笑ましいお話も交えつつ「人影の石」の記憶、数にならない声に耳をすませて紡いだ作品を通して、読者が目撃者となり『共感共苦』の気持ちを呼び起こすように伝えていきたい、と使命感をもって執筆されている姿に、参加の皆さんも熱心にメモと取りつつ聞きいっていました。時間があっという間に感じられた講演会でした。

写真:図書館職員、関係者と朽木さんです。
写真:『光のうつしえ』に書かれた朽木さんのサインです。