うつくしくとびまう“ちょうちょ”にこころはずむ
ひょうしえの赤むらさきいろのあざやかさに、みなさんもおもわず目をうばわれたことでしょう。
ふとあらわれたちょうちょをおいかけるような気もちでページをめくっていくと、ひらひらと空をまうちょうちょたちがいます。
「どこからきたの?」とやさしくかたりかけるこえにみちびかれながら、さまざまなけしきの中をすすんでいくと、たまごが生まれて、いも虫にそだち、さなぎから大きくはねをひろげたちょうちょへとすだたをかえていきます。
このさくひんは、いろやえのかきかたにくふうをこらしています。とくべつにちょうごうしたインクをつかい、かきわけたはんをかさねて、このいろあいをつくり上げています。えのせんのうつくしさ、しきさいのふかさをどうぞゆっくりあじわってください。
え本のカバーをはずすと、またちがったえがたのしめます。
2025年9月19日(大木由香)