詩ってなんだろう?
この本をかいたたに川さんはしじんです。わたしはたに川さんがかいたものをよむと、つかいなれたことばをちがうことばのようにかんじたり、わすれていたなにかをおもい出しそうになったり、こころがふわっとなったり、ぎゅっとなったりします。
『こっちとあっち』もそんなえ本です。「こっち」はわたしがいるところ、「あっち」はだれかがいるところ。あっちからきたともだちとあそんでいたけど、けんかになった。よくあるね。
「こっちもあっちから見たらあっちだ」とか、「こっちとあっちのきょうかいせんはどこかな」とか、いろいろかんがえてしまいました。
たに川さんはさく年なくなられましたが、200さついじょうのえ本をかいています。こどものとしょかんにかいかんするときにおくってくださったたに川さんのしを、かんないにかざってあります。ぜひ見にきてください。
2025年9月12日(松川智子)