ためフンって知ってる?
この本には、37しゅの生きものをいとおしく見つめたしがあります。
うちの田んぼのふちっこに、なにかのフンがつみかさなっていて、わたしはどんなどうぶつのフンだろうと気になっていました。タヌキのしの中に、“ためフン”ということばが出てきてハッとしました。よなよなタヌキがここへやってきてフンしてるとわかったからです。なんだか田んぼの見まわりがたのしくなりました。
みのむしのメスは、うかしたあとも、みのの中でたまごをうんで、そとへ出ずに一生をすごすんですって。ちょっぴちかなしい気もちもするけれど、 みのむしはどうおもっているのでしょうか。
そうげんで、かしこくくらすプレーリードッグの生きかたはやたらとほめられています。
けれど、どの生きものも、それぞれがじぶんの生きるみちをあるいています。その、ほこらしいすがたをあじわえるとおもいます。
2025年6月6日(弘末民代)