図書だよりカテゴリー 3・4年生から

聞いて 聞いて! 音と耳のはなし

本の表紙画像:右にいる人が口元に手を添えて、左にいる人に言葉を伝えています。

音と耳のことをおしえてもらおう

私たちの声が出る仕組み、その声が聞こえる仕組み、知ってる?

口のなかの空気のふるえが、なみになってつたわって、耳にとどきます。たいこの音がするのも、まわりで空気がふるえているから。

でっかい音は、強くて大きいふるえ。ちっちゃい音は、弱くて小さいふるえ。じゃあ、ひくい音と高い音のふるえのちがいは?

人間に聞きとれないネズミの高い声が、ネコには聞こえるんだって。クジラやゾウは、はんたいにひくい声を出すよ。

音のなみは、鉄や地面や水もつたわります。ゾウの声は地面を、クジラやイルカの声は水を伝わって、なかまに合図をとどけます。

人間やウサギなどの動物の耳が左右に2つあるのは、大切な理由があるんだ。

本にはかかれていないけど、クラスのAくんとBくんの声が聞き分けられるのはどうしてだろう……。先生に聞いてみて。

2025年5月2日(益井博史ますいひろし

著者:髙津修, 遠藤義人 文 ; 長崎訓子 絵

出版社:福音館書店

ISBN: 978-4-8340-8708-6