おはなし探して大冒険!
ある日、子どもたちに「ねえ、お母さん、なにかおはなしを、きかせてよ」と、言われたお母さんのマンザンダバ。考えても「おはなし」はひとつもうかんできません。そこで「おはなし」をさがす旅にでかけることになりました。
出会った動物たちにたずねますが、だれも教えてくれません。とうとうウミガメが「おはなしの見つかりそうなところ」に連れて行ってくれることになりました。いったいどこにいくのでしょう。そしてマンザンダバはどんな「おはなし」を見つけるのでしょう。
明るくやさしい色でかかれたくらしのようすや大地からアフリカを感じられます。この絵本を最後まで読むとマンザンダバが見つけたおはなしに出会えます。本をとじても、まだ「おはなし」がつづいているようなふしぎな気持ちになる絵本です。
2025年3月14日(山本祥子)