小さな生きものたちのたのしいくらし
ある森の中にすむかたつむりは、せんたくやさんです。
このせんたくやさんは、雨の日だけおみせをひらいています。
ふつうのせんたくものは、お日さまにほしてかわかしますが、このおみせはそのはんたいです。ここにくるおきゃくさんはみんな、しめったふくが大すきなのです。
かたつむりさんのしごとは、ふくのよごれをおとして、そのおきゃくさんにあった雨水にぬらしてあげることです。
ともだちとはぐれてしまったげんごろうさんのチョッキ、なぜかおこっているかたつむりの女の子のからカバー、いろんなしごとがまいこんできます。
それとなんだか、せんたくのいらいといっしょに、みんなおなやみもかかえていそうです。
森の中にすむ小さな生きものたちは、なにをかんがえてくらしているのでしょう。
ちょっとおかしくてあたたかい、6つのおはなしです。
2024年9月27日(三橋沙希)