平和のために一歩を進める勇気
表紙の女の子が6歳のルビーです。今から60年以上も前、アメリカの国が大きく変わる時、白人だけの小学校にはじめて入学した黒人の生徒でした。
その時のルビーの不安な気持ちを想像してみてください。その頃のアメリカには、肌の色がちがうというだけで同じ教室で学ぶことを嫌がった白人たちが大勢いました。それでも、ルビーは担任のヘンリー先生と二人きりの教室で楽しく学びました。
この本で、ルビーのように勇敢な子どもやヘンリー先生のようなあきらめない大人がいたことを知ることができます。
今ではインターネットの時代になり、世界はどんどん身近になってきました。でも、私たちの世界は問題だらけです。
これからの世界を生きるみなさん、ちょっと背のびをしてルビーのその後の成長を知ってください。
2024年6月7日(河野美智子)