全く知らなかった人たちの暮らし
世界には、これまでテレビや本で見聞きしたものとはまた違う人たちの暮らしがあると知ってびっくり。
この本は、文章と写真で、それを紹介している。
北海道の北西、日本海を挟んだロシアの沿岸から少し内陸に住む、ウデヘ族の暮らしだ。
トラも棲んでいる密林があり、夏は気温が40度近くに、冬はマイナス35度にもなる。
この気温差やトラがいることもそうだが、密林は南の熱帯地方特有のものだと思っていたので余計に驚いた。
彼らは密林を網の目のように流れる川を小舟で行き来しながら、魚を取り、獣の狩りをし、大自然に寄り添って生きている。
僕たちが普段通っている道はアスファルトや土でできているが、彼らの道は川なのだ。
本には書かれていないが、子どもたちはどんな学校へ行っているのか知りたいなと思った。
2024年10月18日(益井博史)