杉の魅力発見ツアーへようこそ
日本の国土の67%は森林で、中でも高知県は84%が森林で覆われている、森林率全国ナンバー1の県。
最近は杉と言えば花粉を思い出しますが、大昔から日本人の生活を支えてきてくれたのだそう。
この絵本は“杉発見の旅”のツアーです。ツアーに参加してわたしは杉を見る目がすっかり変わってしまいましたよ。
成長が早くとても加工しやすいので、プラスチックがない時代はお米や野菜、塩、みそ、しょうゆなど何でも杉のたるに入れて運び、家も橋も船も家具も杉で作っていました。働き者の杉は山にたくさん植えられました。でも今は外国産の安い木が入ってきて、日本の杉はあまり使われなくなってきたようです。
有名な馬路村のやなせ杉は高知県の県木。大豊町には樹齢3000年の日本一の大杉が。 これからも杉がわたしたちの生活を支え見守ってくれますように。
2023年2月17日(松川智子)