図書だよりカテゴリー 3・4年生から

ル.コルビュジェ建築家の仕事

本の表紙:黄色いレンズと黒いフレームのメガネです。

第2のコルビュジエへ

まちを歩くと、ビルや家などの建物たてものが目に入ると思います。形や大きさもそれぞれことなります。どういった考え方で、形などを決めたのでしょう。そこには、建物たてもの設計せっけいした建築家けんちくかかかわっています。

ル・コルビュジエは20世紀せいき前半、ヨーロッパを中心に活躍かつやくした建築家けんちくかです。かれは、世界の人たちが「みな同じように」幸せになれるために、まどなどの寸法すんぽうを新たに考え出したり、コンクリートを使って自由な形の建物たてもの設計せっけいしたりしました。実は、わたしたちが目にするほとんどの建物たてものは、かれの考え方を学んだ建築家けんちくかや、その建築家けんちくかの考え方を学んだ建築家けんちくか設計せっけいしているのです。びっくりですね。

今の日本では、山にたくさん生えている木を使いながらもかれの考え方をまえた、ビルがちはじめています。

みなさんもまちに出たら、立ち止まって建物たてもをじっくりながめてみてください。

2023年10月27日(益井博史ますいひろし

著者:フランシーヌ・ブッシェ, ミッシェル・コーアン 作 ; ミッシェル・ラビ 絵 ; 小野塚昭三郎 訳

出版社:現代企画室

ISBN: 978-4-7738-1721-8