第2のコルビュジエへ
街を歩くと、ビルや家などの建物が目に入ると思います。形や大きさもそれぞれ異なります。どういった考え方で、形などを決めたのでしょう。そこには、建物を設計した建築家が関わっています。
ル・コルビュジエは20世紀前半、ヨーロッパを中心に活躍した建築家です。彼は、世界の人たちが「みな同じように」幸せになれるために、窓などの寸法を新たに考え出したり、コンクリートを使って自由な形の建物を設計したりしました。実は、私たちが目にするほとんどの建物は、彼の考え方を学んだ建築家や、その建築家の考え方を学んだ建築家が設計しているのです。びっくりですね。
今の日本では、山にたくさん生えている木を使いながらも彼の考え方を踏まえた、ビルが建ちはじめています。
皆さんも街に出たら、立ち止まって建物をじっくり眺めてみてください。
2023年10月27日(益井博史)