てぶくろのいえはどうぶつたちでいっぱいに
おじいさんがもりをあるいていました。あるいているうちに、てぶくろをかたほうおとして、そのま
まいってしまいました。すると、くいしんぼねずみがてぶくろにもぐりこんで「ここでくらすことにす
るわ」。つぎには、ぴょんぴょんがえる、そのつぎは、はやあしうさぎ、おしゃれぎつね…「てぶくろ
にいれて」とつぎからつぎにてぶくろへ。てぶくろはぎゅうぎゅうずめになりました。そこへ、のっそ
りぐままではいって、いまにもはじけそうになったとき、おじいさんはてぶくろがないのにきがついて
…。
50年いじょう前からよまれているウクライナのむかしばなしの絵本です。絵本をよんでもらったり、げきで
ねずみやうさぎのやくをしたという人もいるかもしれませんね。森のけしきやどうぶつたちのひょうじょうやふく、ひょう紙
の花かざりの絵もすてきです。
へいわな日がくることをねがってこの絵本をしょうかいしました。
2022年4月8日(辻恵子)