図書だよりカテゴリー 1・2年生から

番ねずみのヤカちゃん

「やかましや」が大かつやく!

 早いもので ことしも のこすところ、あとわずかとなりました。ねずみ年のおしまいに、ねずみのおはなしをごしょうかいします。

 あるおうちに、おかあさんねずみと4ひきの子ねずみのかぞくが、こっそりくらしていました。

 子ねずみのうち、3びきはおとなしくて、しずかな子でした。でも、4ひき目のすえっ子は こえが大きくそのやかましいことといったら!なので、「やかましやのヤカちゃん」とよばれています。

 ヤカちゃんの大ごえを にんげんがききつけて、ねずみがすみついているとしられたら、このいえにすめなくなるので、おかあさんねずみはヤカちゃんに「しーっ!しずかに!」と なんどもなんどもしかります。

 でも、なにかをいおうとすると、どうしても大きなこえが出てしまうのです。

 そんなやかましやのヤカちゃんが、ばん犬ならぬ『番ねずみ』になったそのわけは。

 よみきかせでも人気の、たのしいおはなしです。

2020年12月4日(大木由香おおきゆか

著者:リチャード・ウィルバー さく ; 松岡享子 やく ; 大社玲子 え

出版社:福音館書店

ISBN: 4834010996