「のんびり」足りてる?
きょう、きみはいえや学校でなんかい「いそいで!」といわれた? この本に出てくる女の子、ティシャは6かいだ。いそがないと学校にちこくしちゃうし、デザートがなくなっちゃう……。いそがないとこまったことになるから、ティシャもきみもわたしも、いそいでばかりのまい日だ。
学校にむかえにきたママに、ティシャはいう。「ちょっとだけ、のんびりしたいな。」そして、ママといえまであるいてかえることにする。かもめをかぞえたり、こうえんのハトに名まえをつけたりしながら、のんびりかえる。そのあとはパパもいっしょに、三人でピクニック。いそがなくても、いがいとこまったことはおきてないみたい。
ちこくしないことも、デザートを手に入れることもだいじだけれど、のんびりすることだって人生にはおなじくらいたいせつなんじゃないかな。たまには「ちょっとだけのんびりするひ」をつくって、いまこのときをゆっくりたっぷりたのしもう!
2025年2月21日(高橋知佐)