【読書ボランティア養成講座スキルアップ編@宿毛市立坂本図書館】

写真:館長の大木が絵本の解説をしています。

11月2日、読書ボランティア講座・西部ブロック2回目の講座を行いました。

宿毛市のスキルアップ講座では、

・ブックトークを楽しもう

・読書バリアフリー法・計画

・赤ちゃん絵本

・絵本の読み合い

について、実践も含めながらお伝えしました。

ブックトークでは、小学校2・3年生を対象とした「あま柿しぶ柿おいしい柿」というテーマで7冊の本を紹介しました。

写真:理事の刈谷がブックトークをしています。

一つのテーマをもとにして、絵本、物語、写真絵本、自然科学、言葉遊びといった幅広いジャンルの本を紹介することで、子どもたちの自発的な読書に繋げるブックトーク。

冒頭に「普通の柿と干し柿、どっちが好きですか?」「固めの柿と柔らかめの柿、どっちが好きですか?」という2つの質問をしたところ、ちょうど半分ずつ&柿はあまり好きではない派一人で、多様性のある回答でした。

参加者の皆さんには「2・3年生に戻った気持ちでお話を聞いてくださいね」とお願いしたところ、ご紹介する本1冊1冊に興味を持ってお話を聞いてくれている様子がひしひしと伝わってきました。

読書バリアフリー法のパートでは、布絵本、点字付き絵本、ピクトグラム付きのLLブックを手にとっていただきながら様々な形態の本が出版されていることをご紹介しました。布絵本や点字付き絵本は特に、実際に手に取って触ってもらうことで本への理解が深まると思います。

赤ちゃん絵本のパートでは、うさこちゃんシリーズから始まる赤ちゃん絵本の歴史を年代ごとに辿りながら、絵本の紹介と読み方、手渡し方についてご紹介しました。

宿毛市ではボランティアの方がブックスタートにも関わっていることから、ブックスタートでお子さんと関わる際に気をつけたいことを含めてお伝えしました。

最後の絵本の読み合いでは、ペアで実際に絵本を読んで、持ち方、めくり方を再確認。

写真:参加者同士で絵本の読み合いをしています。

「年をとって、読みたいけど字が読みにくい本がある」

「子どもたちの反応が気になるけど、読むのに精一杯で様子を伺う余裕がない」

「ブックトークで紹介した本を後で子どもたちが手に取れるようにするには、地元の図書館にあるよという案内でもいいですか?」等々、日頃の活動の悩みや講座内容に対しての質問もたくさんいただきました。

台風で足元の悪い中、ご参加くださった皆さま、宿毛市坂本図書館の皆さま、ありがとうございました。

写真:宿毛市立宿毛歴史館の看板です。
写真:講授館跡の石碑です。