図書だよりカテゴリー 1・2年生から

雨の日のせんたくやさん

小さな生きものたちのたのしいくらし

ある森の中にすむかたつむりは、せんたくやさんです。
このせんたくやさんは、雨の日だけおみせをひらいています。
ふつうのせんたくものは、お日さまにほしてかわかしますが、このおみせはそのはんたいです。ここにくるおきゃくさんはみんな、しめったふくが大すきなのです。
かたつむりさんのしごとは、ふくのよごれをおとして、そのおきゃくさんにあった雨水にぬらしてあげることです。
ともだちとはぐれてしまったげんごろうさんのチョッキ、なぜかおこっているかたつむりの女の子のからカバー、いろんなしごとがまいこんできます。
それとなんだか、せんたくのいらいといっしょに、みんなおなやみもかかえていそうです。
森の中にすむ小さな生きものたちは、なにをかんがえてくらしているのでしょう。
ちょっとおかしくてあたたかい、6つのおはなしです。

2024年9月27日(三橋沙希みつはしさき

著者:にしな さちこ

出版社:のら書店

ISBN: 978-4-905015-26-0