たいへんだけど…
さかなくんは小学生。にんげんくんやとかげくんとおなじ学校にかよっています。しかし、水のそとにある学校にかようのはとてもたいへん。ゴムのずぼんをはき、ガラスのヘルメットをかぶり、手びれにクリームをぬらなくてはいけません。
しかし、さかなくんは、学校がだいたいすきです。だいたい、というのは、きらいなこともあるから。それは、たいいくのじかんです。なぜなら、さかなくんのうすい足びれは、あるくのにもはしるのにもむいていないからです。
ある日、たいいくのじかんに、ころんでケガをしてしまったさかなくん。どんどんむっすりしたきぶんになっていきます。学校にもいきたくないとおもっていたら、ともだちがいえにやってきました。なにかプレゼントもあるようですよ。さてさて…。
2024年4月19日(小松直子)