せいかつの中にみぢかなうめのはなし
つゆのきせつは、雨がつづきます。この雨のじきは、うめのじゅくすときということで、このかんじがつかわれるようになったともいわれています。この本では1年をとおして、うめの木のへんか、そしてうめのみがうめぼしになるまでをあたたかいタッチのえでつたえてくれます。
うめのみをうめぼしにしたり、うめシロップをつくったりするとおいしくいただけます。どうやってすっぱいうめぼしがつくられるのか、みなさんはしっていますか? 青うめにはどくがあるので、そのままたべてはいけないですが、かこうしたうめぼしはおなかのちょうしをととのえてくれます。また、おべんとうにいれるとごはんがくさりにくくなるなど、むかしの人のちえでよくたべてきたみぢかなたべものです。つゆがあけると、しおづけしたうめをお日さまにほしてかんせいします。しぜんのめぐみがいっぱいつまったうめ、じめじめしたきせつもうめのようにさわやかにすごしたいですね。
2023年7月14日(清水果子)