「まんが日本昔ばなし」のオープニングのモチーフになった名作
山あいの小さくまずしい村にばぁさまと住む太郎はわきのしたにうろこのようなあざがあるので、りゅうの子どもだとうわさされて龍の子太郎と呼ばれていました。ある日、太郎は川上の村からきたあやという少女に出会い、山のけものたちとあやのかなでる笛の音を楽しんでいました。
しかし、その笛の音をねたんだ赤おにがあやをさらっていきます。ちょうどそのころ、ばぁさまから死んだと思っていた母がりゅうにすがたをかえて生きているかもしれないときかされた太郎は、あやを助け出し、そして母を探す旅に出ます。そのぼうけんは、いくさきざきに住む村人たちを苦しい生活からすくう旅でもありました。
アニメーション映画の原作になっただけでなく、人形劇やミューカルなど何度も舞台化された名作です。
2020年1月 11日(門田幹也 )