自分たちでつくる!
このおはなしは、ふゆ、まちのはずれにあるだれもすんでいないいえに一人のたび人がやってきて、こわれたいえをなおしながらくらしはじめるところからはじまります。
はるになるとあたらしいたび人たちがやってきてはたけをはじめ、なつにやってきたたび人たちはいどをほり、あきにやってきたたび人たちはおふろをつくる。そうやってみんなですこしずつ、かいてきなみんなのいえをじぶんたちでつくってくらしていきます。
「こんなものがあったらいいのにな」とおもうものは、じぶんでつくることができます。じぶんに一ばんぴったりのものは、じぶんだけがつくることができるのです。
どんなかたちがつかいやすいかな? どんないろがいいかな?
気に入らないところはかえればいいし、ないものはつくればいい。くふうしてひとつひとつじぶんたちでいいものにしていく。それって本とうにたのしくてわくわくすることだなとおもいます。
2025年10月24日(とおちかあきこ)



