いのちは つながりあっている
ほんもののホタルの光を見たことはありますか? 私は子どもの頃、家の近くの小川で
、点滅しながら飛び交うホタルを見て、感激しました。連れて帰り部屋の中で光らせ
たい、と思いました。
この本の女の子も、小川で幼虫を見つけて「お家で育てて、光るホタルを見てみたい」と考えます。
でも、幼虫は何を食べるのかな? ホタルが育つのに必要なものはなんでしょう?
まんがのようにコマ割りされた絵で、テンポよく謎が解かれていきます。
後半は、ホタルが消えた理由と、失われてもまたとり戻そうとする自然の力がえがかれて
います。けれど、ひとたび壊れてしまったものが回復するには、とても長い時間が…。
文を書いているのは、「生きているとはどういうことか」を調べてきた生物学者の福岡
伸一さん。どうやってホタルが1億年以上にわたっていのちをつないできたのか。いのち
の不思議に触れられる1冊です。
2025年5月20日(堀内佳子)