さようならの数だけ愛を知る
今はロボットがおしゃべりする時代ですが、この本はずっと昔の時代のお話。言葉を持たない陶器の人形が主人公です。
人形の名は、エドワード・テュレインといいました。たいへんプライドが高く、自分のことをだれよりも好きでした。
ある日、旅の船上から海に落ちてしまったエドワードは、持ち主の女の子と離れてしまいます。それが、長い長い心の旅の始まりでした。
エドワードは、親切な漁師に助けられたり、ごみの山にうめられたり、「かかし」として働かされたりしながら、様々な人との出会いと別れを体験します。
そうして、自分の心を開くことや心を痛めること、大切な人を失う悲しみを知るのです。
文字が多い児童書ですが、絵本のように美しいとびら絵やカラーページが楽しませてくれます。エドワードの気持ちになって、”きせきの旅”に出かけましょう。
2026年2年13日(河野美智子)

